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都市ガス自由化のガス料金比較

 電力会社同様に地域独占販売を認められてきた都市ガス企業が1か月余り前に始まった都市ガスの小売り自由化によって地域独占事業に幕を下ろしました。ユーザーは各社の提示する料金を比較しながら自由にガス企業を選べる時代になりました。今のところ、1年余り前に始まった電力自由化程に他の業界からのガス供給事業への参入がまだ目立ちません。やはり、都市ガス導管の敷設されている地域が3大都市圏以外に数都市に限定されていること及び、都市ガスの主原料であるLNG調達能力のある企業は都市ガス企業か電力会社以外に限られた大企業だけであることが影響していると言われています。しかも、都市ガス導管の敷設されていない地域では一定規模のオール電化になっている家庭もありますが、家庭の燃料としてLPG利用エリアが95%を占めていています。

 新たに都市ガス導管を敷設するには道路下の掘削工事等に膨大な費用が必要になることと狭い国土内で安全に導管敷設工事するための行政認可を得るのに必要な書類作成に負担が大きすぎて単一の企業で実行するのが非現実的だからです。それでも、人口比較で言えば60%の家庭が3大都市圏を主体として使用しているわけですからその需要規模の大きいことが参入企業を刺激しているはずです。しかも、電力会社と原料が共通するLNGであるだけに今後、電力会社との間で激しいユーザー獲得競争が始まるはずです。電力同様にガスの品質も国内で規格化されて殆ど違いがないため、企業間でサービスの差別化による顧客の奪い合いになり、ガス単価の極端な値下がりを招けば企業の体力消耗戦が続いてしまいかねません。電力同様にガスも家庭にとって欠くべからざるインフラですから、ガス会社は安定的に供給する義務があります。

 従って、ユーザーとして企業の経営が傾いてガスの供給の途絶えることを危惧しますが、そのような事態になった場合に地元で元々、地域独占していた企業が代替えに供給してくれる契約になっているので安心は担保されています。今後は都市ガスの小売り自由化が始まったことでユーザーとして適度なサービス競争によるガス料金の値下がりを享受できることを喜ぶべきことですが、LNGの主な輸入先が地政学的なリスクを抱える中東地域となっているだけに国と一体となった供給安定策の確保が求められます。この点で、米国で大量に発見され、かつ、航路の拡大工事の終わったパナマ運河を通って大型LNG船で国内へ輸入の始まったシェールオイルにより輸入先の多角化が始まったことこそ喜ぶべきことだと言えます。米国からの輸入開始は供給先の多角化と共に為替相場次第ですが、ガス単価の更なる値下げにつながると期待されています。

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